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 てのなか番外篇
【ヒト】no/02 矢野 顕子 「やっぱり 愛 が なくちゃね。」 98/12/20
 矢野顕子さんのコンサートに行った。
 近年は「さとがえるツアー」(糸井重里氏命名)というツアータイトルで、年に一度のライブを行っている。
今回のコンサートは、ニューアルバムが出ていなかったこともあり、新曲は二曲だけで、あとは、今までの楽曲
という構成だった。矢野さん(あっこさん、のほうがいいかな)の音楽を聞き始めて、かれこれ、20年近くの
キャリアになるので、その音楽の魅力を語るにも、ここではとてもとてもスペースが足りない。「矢野顕子さん
と私」というタイトルで、ちょっとした“自分史”だって書けちゃいそうな勢いはある。いや、ほんとに。
わたしたち世代だと圧倒的にYMOのサポートメンバーとしての“あっこさん”が始まりだったりするが、わたし
はそれ以前に不思議な曲と出会っていた。♪hello thereという曲。
で、YMOで♪在広東少年を歌ってるのを見て、「あ、あのヒト」と認識したのだ。 ぴょんぴょん跳ねてる、三つ
編みが印象的でしたね。それ以降は、やはり私たち世代が通った道だがYMOにどっっぷりつかるわけだ。

 当時、私はピアノを習っていた。まだ「黄色帯」の教本、いやバイエルとかブルクミュラーだとかツェルニー
などの練習曲集だったかもしれない。地味な曲ばっかりだ。
このころ、エレクトーンを習っている友だち達がうらやましかった。なぜなら、練習をしている曲は、そう、
♪茶色のこびん。って、うそです。そう、あの♪ライディーン。
チャララー/チャララ/チャッチャッラ/チャッチャッラ/ラー、ですよ。
あらためて、こんな風に表記するとマヌケだが、いや、当時は衝撃だったのだ。
しかし、今になるとピアノやっててよかったなと思う。結局、先生についていたのは中学生のころまでだったが、
そのころには好きな曲を好きなように弾けるくらいにはなっていたからだ。
ピアノのきもちよさは、“あっこさん”みたいに感じることができる。

 “あっこさん”の曲や音楽の魅力って、なんだろう。
ひとことではいえないが、ひとつには「ほんとのキモチにうそをつかない」ということ。
だから、あれだけピアノが「 うたう」んだろうな。
愛、というコトバは、なんだかその意味をなくしてしまったみたいな扱いを受けるようになってしまったけれど、
“あっこさん”のうたにはしっかり生きていて素直にうけとめてもいいんだという気持ちを思い出させてくれる。

  " so you've got to know there must be LOVE! "   やっぱり愛がなくちゃね

 たぶん、みんなココロの奥では思っていること。でも、口には出さない/出せないで、そこにしまったままに
していることを、うたにしている。うらやましくもある。

 ピアノに愛された女。
ヒトは“あっこさん”をそうよぶ。
わたしは、ピアノというパートナーとともにある、“あっこさん”の音楽をいつまでも聞きつづけるだろう。


「愛がなくちゃね。」

82年発表だそう。「どんなときも どんなときも どんなときも」などエバーグリーンな名曲が多数収録。

「LOVE LIFE」

数あるアルバムのなかでも大切な一枚。タイトルナンバー「LOVE LIFE」は、わたしにとって賛美歌的な一曲。

「OUI OUI」

当時、長年の夢を実現するためにNYへ旅立った同僚のコがいて、このアルバムを入れたテープ(…時代だ)をハナムケとしてプレゼントしました。このアルバムを聞くと、いまでは立派にNYで働いてる彼女を思いだすのです。

SUPER FOLK SONG

PIANO NIGHTLY

Home Girl Journey

矢野さんはデビュー当時から、いろんなカバー曲をアルバムに残していますが、それらの楽曲(すべてといっていいと思いますが)は「矢野顕子という楽器」を通りぬけた瞬間から「矢野顕子の曲」と化しているのがすごい!

たしかにユニコーンの「すばらしい日々」は好きな曲だったのですが、このアルバムであらたな「すばらしい日々」に出会うことに。小坂忠さんの「機関車」とか、矢野さんが「世界でいちばん私が歌ってる」という細野晴臣さんの曲多数などは、もはや「矢野スタンダード」といってもよいほど。あ、ムーンライダースの曲も、大貫妙子さんの曲も!いいうたがたくさん聴けます。

 

    
そこにあるのは「矢野顕子」という楽器。
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