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 てのなか番外篇
 



てのなか SPIN OUT !! SPEAK OUT !!


ある「読書人」が読んだ「作品」についてのコラムを掲載している「tenonaca.com/てのなかの本棚」。
そこで取り上げられた「作品」について、その感想を往復「やりとり」で、ただただ述べ合います。

それ以上でも、それ以下でもない「やりとり」が、熱く、進行中。

+ はじめに + <ご注意!>このコンテンツについて / 「tenonaca.com」とは?



ただいまのターゲット

有川 浩『図書館戦争』シリーズ /アスキー・メディアワークス

+ 「てのなか」での掲載ページはこちら +





!!! 最新はコレ !!!

+ frm み

さ、はじめるよ。

といいつつ、
ことさら、壮大なオープニングはご用意しておりません。
だらだらっ、と、なし崩し的にはじめたいと思います。

 

そもそも、
最初にすすめてもらったのは、「別冊」でした。

ふりかえりますと‥‥ありゃ、むちゃです。

シリーズ最初から読んでみて、ふたたび「別冊」まで読み返したら、
まー、いろいろと「腑に落ち」ました。

つまり、最初は「シリーズ本編に関する前知識ゼロ」で
シリーズ終了後に書かれた、別冊「赤」「青」を読み出した、という、
けっこう無謀な入りかた、だったと思われます。

ただ。
わたしがこの「図書館シリーズ」にひきこまれたきっかけ、って
やっぱり、この「別冊」が窓口だった、わけです。

いろいろ、ほんとにおもしろいんだよ、これ。

ストーリー展開の巧みさ、スピード感、キャラクター描写、
どんどんページを繰らせるチカラがある物語だったんですね。

この秋、「ひろし」周辺もにぎやかな感じですし、
この「図書館戦争」シリーズについて、ぼちぼちハナシていこうと思います。
ながくなりそうです。

 

で、いきなりですが、
そもそも「堂上」を強力プッシュされたんだけど、
わたしが最終的に「選んだ」のは、実は、「小牧」でした。

‥‥「選んだ」、て。
このコンテンツ、あたしったら、いろんな意味で「暴走」しそうな予感。

 

さて、ハナシを戻して。

シリーズの最終も、最終。
郁の部下の男の子が、「小牧の彼女(毬江ちゃん、ね)」と知らずに
「あの、かわいいコ、誰っすか?」的発言をしたときに、
それを小耳にはさんだ小牧が、満面の笑顔で「‥‥殺すよ?」と、言い放った場面。

そっか、これは「佐藤隆太」くんだ、と。
嫌みなく、そんなシーンが絵になるのは、この役者さんだと思ったわけですよ。

 

と、ここで。

 

唐突な展開ではありますが、
全登場人物を思い浮かべて、
「映像化するなら、誰?」を考えてみたわけです。

えぇ、やっぱり、このコンテンツ、
ちょっぴり、「おかしな方向性」になってきてます。認めます。

 

ところが、ですね。

これが、すんなり、
一気に出てきたんだよ。

以下、敬称略。

「小牧」佐藤隆太‥‥誠実さとシニカルさ。あと「笑い上戸」はビンゴ、でしょ。
「毬江」黒川智花‥‥昔、「朝ドラ」に子役で出てた、よね?最近みたら「オトナ」になってて、びっくり。
その感じが「少女とオトナ」のあやうい線上にいる毬江のイメージに重なったので。しかも、図書館にいそう。

「手塚」水嶋ヒロ‥‥エリート意識が高くて、しかも、ちょっと神経質っぽそうな感じで。
「柴崎麻子」黒木メイサ‥‥どうやっても振り返ってしまう「美」な感じ。
あと、気が強そうで、その裏に弱さも隠し持つ、陰があるとこ。

「手塚の兄」藤原竜也‥‥説得力のある“声質”と、カリスマ性。出演シーンは「電話」が多いと思われるため。

「玄田隊長」古田新太‥‥もう「決定して、オファー出してください。」ってくらい、
「折口さん」天海祐希‥‥このふたりはハマり役、だと思うんだけど。

こんなマイナーな配役も「考え」てみましたよ。どうよ。

「朝比奈」桜井翔もしくは小栗旬‥‥いかにも、好青年だけど、裏のある官僚。
ヒトの良さそうなのは桜井くん、ただ、「黒木メイサの柴崎」と釣り合うのは小栗くんか‥‥うーん、暫定で後者か。
「進藤」中井貴一‥‥クールに的確な仕事をする。ちょい役だけど、そんな場面で絵になる俳優さん。
「稲嶺」江守徹 もしくは 児玉清‥‥「絵的」には江守シェークスピアさん。
本がらみでいうと児玉アタックチャンスさん。ただ、ちょっと線が細いか。
ということで、暫定で「シェークスピアさん」か。

あとは、
別冊「青」で、わたしが「泣けたよぉ」と話したエピソードの主役たち。

「緒形」堤真一‥‥このふたりも、ぶわっと「絵」として浮かんだ。
「加代子」和久井映見‥‥地味なシーンも、丁寧な心理描写をする俳優さんたちなので。

同じく「青」の「手塚」と「柴崎」をフューチャーした回、ね。

「水島」貫地谷しほり‥‥例の、柴崎と同室になった同期のコです。
実は、わたし、この女優さん好きなのよ。だからこそ、こういう屈折した役をやらせてみたい!
ちょっとオドオドした感じと、まったく真逆の顔をうまく演じ分けられそう。
「監禁犯」山崎樹範‥‥悪意はない。きっと「いいひと」なんだと思う。それはタモリ倶楽部でわかってる。
ただ、こういう役は「きみ」だ。

 

と、ここまで来て、お気づきでしょうか。

 

肝心の「郁」と「堂上」がないですね。

「映像化」するときのキモだけに(うわ、ちょっと本気っぽいとこがコワい‥‥。
もちろん、実現性は皆無だし、そんな度量も力量もさらっさらないので、あしからず。)
どうしても「ぴたり」とハマるひとが思い浮かばないのよぉ。

共通する、悩ましいところ。
+両方とも、ネックは「身長」
+基本、アクションができる/もしくは、「体が動く」ということに違和感がないこと
+堂上。「チビ」だけど、それなりに「かっこよく」ないといけない
+郁。馬鹿っぽさが必要だけど、最終的に「女子」な部分で「かわいく」ないといけない

 

初回から、いきなりなんだけど、
ねーさまのご意見をお聞かせください。

2010/10/18更新

 

frm き +

まさかの「小牧」。

「堂上」じゃなかったら「玄田」かな、と思っていたので、
ふいをつかれましたわ。

ていうか、「玄田」チョイスは私か。

初めて「図書館戦争」を読んでから時間がたっていたので、
再度、読んでみた。

やっぱり、おもしろかった。

一回目はとにかく、
川内の言うとおりストーリー展開、スピード感、キャラ立ちと
「堂上」と「郁」のやり取りがおもしろくてどんどん読み進み、
あっという間に読み終わってしまった。

今回は、それに加えて
「正論は正しいが、正論を武器にする奴は正しくない」
とか
「でも、正論って面倒くさいのよ」
とか
「他人に何かを頼む時、『協力してくれるべき』とか『してくれるだろう』とか
 甘い見通し持ってるやつは失敗する。」
とか、
普段なんとなく感じていても言葉になっていなかった居心地の悪い思いが、
ちゃんと言葉になって何度か登場するところに
いちいち「あーそうそう、その通り」と納得しながら読んでたわ。

このあたりが、「私のツボ」をおさえたんだろうな。

 

さて、「映像化するなら、誰?」
確かに、「堂上」と「郁」は難しいねぇ。

「堂上」は容姿だけなら
アメリカザリガニの柳原(松竹の芸人さんでコンビの背のちっこい方)
が瞬間的に浮かんでもうた。すんません。
「郁」はTOKIO長瀬の天然ハイテンションなお芝居ができる女子にお願いしたい。


「小牧」 小栗旬・・・私はこちらに小栗さんを持ってきました。 
「毬江」 黒川智花・・・子供の頃から小牧にロックオンし続け、ひそかに失恋の涙を流し、
            でも最終的に小牧に「子供に見えないから困ってる」なんて言わせるのは
            この人のほかに見当たらないっす。
「手塚」 勝地涼
「玄田」 古田新太・・・この方以外にいてないよね!!異存なし。
「折口さん」 真矢みき・・・同じ宝塚出身ですが、「何気ない一言に重みのある」真矢みきで。
「稲峰」 西田敏行
「柴崎」 真木よう子

「水島」、「誘拐犯」あたりは、川内の意見にガッツリ賛成。


そして、「図書館内乱」も再読中。

「朝比奈」は、三浦翔平で、お願いします。

 

読むたびに思うのが、戦闘シーンと恋愛モードのバランスのよさ。

恋愛モードはもどかしさが絶妙やし、
戦闘シーンは結構がっつりシリアスやし、
飽きるヒマもなく読み終わってるという感じやもんね。

玄田と折口さんのオトナな「あ、うん」のやりとりも、
ぐっとくるよね。


うちにあってもいい本やね、と息子と話してます。

 

+ frm み

やはり、
「堂上」と「郁」のキャスティングは難航、ですね。

「玄田」は、ほんとにこのひと以外、考えつかない。

どうか、
キモチよく「蜂の巣」にされてほしいところだ。

一部、
スミマセン、存じ上げないかたが。

三浦翔平‥‥ほんとに知らないので「やほー」で調べます。
真木よう子‥‥うっすらしか。メイサちゃんの「目ヂカラ」の対抗馬ってことね。

「稲嶺」の西田さん。
実は、「なくはない」選択肢でした。うーん、ただ、はまりすぎだ。

こうなったら、
流れ上、脚本は「クドカン」先生、でしょうか。

えぇ、いいんです。妄想ですから。誰を口にしたって。

そういう意味では、あたくし、
ほんとは「堂上」案を隠し持ってるんです。

ずばり‥‥V6の岡田くん。
SPとか、で、「動ける」役者さんであることは確認済み。

ただし、この場合、「小牧=佐藤隆太」だと、
まったくもって‥‥木更津キャッツアイ。
ぶっさん&マスター。

しかも、
正々堂々「チビ」を“あの事務所”が許すかどうかが‥‥。

「オトナの事情」方面の許諾が難問か。

一方でご提案いただいた、
「小牧=小栗」案。
クール要素、を濃ゆくしていくと、「あり」だよね。

水嶋ヒロが「作家先生」になってしまった都合上、
ま、この件は追々、あらためて詰めていきましょう。

 

さて、今回の本題はここから。

そもそも「有川浩」って、なんなのさ。
ってところから語ってみたいと思います。

前回も言ったとおり、
この作品、作家について、
なんの前知識なし、で読み始めたのです。

ここをお読みのかたで、ご存知ないかた向けに、さらっと説明しますと。
おおまかな「物語設定」は、こう。

近未来の日本。
公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる「メディア良化法」が成立。
事実上、法的根拠のある「検閲」が復活。

メディア良化法を運用する「法務省」管轄の「メディア良化委員会」と
その実行組織「良化特務機関」は、法を楯に武力行使すら辞さない、強制的な態度で
言論を弾圧していた。

それに対し、
図書館は、自らの使命と「図書館の自由に関する宣言」で表明している図書館の職務を
遂行するため、独自の武装防衛軍「図書隊」を組織。
図書館をめぐる「自由とはなにか」という攻防、図書館という「知的財産」を守るため、
日夜、職務にあたっている。
物語の登場人物は、その「関東図書隊」の隊員たち。
「自由を守る」ために戦う彼らの日常と、ときに恋愛模様を描くストーリー。


と、まぁ、「パラレル」な世界感なわけですよ。
訳知り顔のオトナたちは眉をしかめそうな物語設定。

ただ、図書館だとか出版関連のひと、あるいは、表現周辺に関わってるひとなど、
「本」や「表現」を身近に感じているひとには、けっこう切り口がおもしろい。

また、図書館の組織や運営、日本の図書館がたどってきた歴史、
はたまた、軍の組織と階級制のモチーフは自衛隊などの組織形態に忠実で
リアルな部分もあり(この作家の出世作は自衛隊を舞台にしたもの)、
現実とフィクションの交錯っぷりが、またおもしろかったりするのです。

実際、単行本の刊行がはじまった2006年には、
『本の雑誌』が選ぶ「2006年上半期エンターテイメント」で第1位、
2007年『本屋大賞』第5位に入賞。
これまでにコミック化、アニメ化されているそうだ。
別冊も含めたシリーズ全6冊の累計で125万部をトッバした、ヒット作なのだ。
(ウィキペディア関連項参照)

さらに、
フランスのマンガ出版社であるグレナ社から翻訳本が出版された、とのこと。
(先行して、すでにマンガ版は出版済み。)

 

それにしたって、この「有川ひろし」。

とくに、恋愛がらみの展開なんて、
どうして、こんなに女子のツボを押さえてるんだ、
と、
半ば感心しながら、半ば訝しながら、読み進めてました。

で、あとがき。

「うちのダンナが、」‥‥え?女性だったの??

軍事モノ=男性作家、
という安直な思い込みで「ありかわ・ひろし」だと勘違いしてた!

この作品の作家さんは「ひろし」ではなく、「ひろ」さん、だったのでした。
ちなみに、年齢的には、わたしより一コ下。

ネットでひっかかる、インタビューなんかを
ざっと読んだりしてみたもんです。

 

前述のとおり、ストーリー自体は、「とんだパラレルワールド」。
ただし、それは目くらましのようなもので、登場する人物たちは、
妙に「そこらにいるひと」であり、地に足がついた人物像が登場します。

冬の寒い日にコンビニに行くのに、
「ま、いいや、コンビニだから」と家着のうえにダウンのコートで家を出たり、
気落ちしてる同僚の部屋にちょっと多めに缶ビールをもって、ひょいと現れたり、
「ふつうのひとが、ふつうの生活をしてる」場面がインサートされることで
ぐっと物語が自分に近づくんですね。

たぶん、この作家さん自身も「市井の人」であり、
その感覚を大事にしてるんだろうな。

あとは、
組織人、社会人としての「等身大」の人物像もよく描かれてる。

組織の命令と自己の信念の間の葛藤、とか。
「正論」を正論として通すことのできない難しさ、とか。
部下の思いに目をつぶらなきゃいけない、苦悩とか、も。

そういうあたりを丁寧に物語に編み込んでいくテクニックがすごい作家だよね。
だから、前述の「目くらまし」に惑わされると、本質が見えない、っていうか。

あとは、
われわれが「ぐっと」きて、「きゅんきゅん」いわされてる、恋愛エピソード。

実は。

読み進めているうち、
「キモは柴崎か?」
と思いだしましたが、いかがでしょう。

ズバリ。
この作家に一番近い目線は「柴崎」な気がする。

けっきょく、
「柴崎」の恋愛に関するエピソードって、最後の最後までひっぱるし、
「堂上と郁」というカップルは「女子的妄想」としても「理想形」なわけよ。

それを、いつも一歩引いた視点からみてるのが、
そう、「柴崎」なのです。

相思相愛なクセに、それを素直に伝えられない「堂上と郁」をみながら、
「でも、もし、自分があんなふうに“想われて”たら、どんなキモチだろう?」
なんて、ぽろっとつぶやくのも「柴崎」なのです。

で、それに思いっきり「そーーなのよーーー」と共感する読者(ていうか、わたし)。

「堂上と郁」のもどかしい恋愛模様、実は、柴崎目線でみてることによって、
(とくに女性の)読者の共感度が5割増し!な気がするんです。

 

だからねぇ。
青の最後は、もう、自分の恋愛が成就したかのごとくに「うるっ」とくるんだろうなぁ。

「あたしを大事にしてくれて、あたしが大事にしたいような人は、
 あたしのことなんか見つけてくれなかった!」
「俺が見つけた。」

とかさぁ!

‥‥あぁ、しやわせになるがいいさ。ってね。

 

などという展開と、
それがベースになってるのが「軍隊」という、このギャップ。

ま、そもそも、この作家さんとしては
「エンターテイメント」として読んでもらえりゃ、いい、
というお考えのようですけど。

 

ちなみに、『フリーター、家を買う』がドラマ化され、
阪急電車』が映画化。※詳しくはこちらも。

 

この作家の別の作品も読んでる、とのこと。
「有川浩作品」の魅力って、なんなんでしょうね。

2010/11/29更新

 

 

+ frm み

『図書館戦争」全シリーズ文庫化されました。これを期にぜひ「コンプリート」してください。下記リンクから、どうぞ!

2011/6/1更新

                                   <to be continued...>





 

現在「かけあい」中の作品のご紹介

図書館戦争 図書館内乱 図書館危機 図書館革命 別冊1 別冊2
『図書館戦争』 『図書館内乱』 『図書館危機』 『図書館革命』 別冊『図書館戦争1』 別冊『図書館戦争2』
図書館戦争<文庫> 図書館内乱<文庫> 図書館危機<文庫> 図書館革命<文庫> 別冊1 別冊1
<文庫>
『図書館戦争』
シリーズ1
<文庫>
『図書館内乱』
シリーズ2

<文庫>
『図書館危機』
シリーズ3

<文庫>
『図書館革命』
シリーズ4
<文庫>
『別冊図書館戦争1』
<文庫>
『別冊図書館戦争2』

 

 

ついに!映画化!!

「まっさか、映像化は‥‥」と言っていた作品が映画になります。
しかも、けっこう「どツボ」なキャスティング、そして、陸自・空自、全面協力の「ど迫力&リアル」なスケール。
‥‥すっかり浮き足立つ、われら。期待して待っております。

図書館戦争 LIBRARY WARS
2013年4月27日全国ロードショー





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